腕がしびれる

腕にしびれがある場合、「首の骨がおかしいのかな」と考える方は結構多いとおもいます。病院でも腕につよいしびれがある方には、レントゲンやMRIなどで首の骨を確認します。

腕にしびれがあるときは、確かに首の骨が原因のことがあります。病院では頸椎ヘルニアと言われたり頸椎が変形していると言われたりする方もいます。

ですが、「外科的に首の骨に異常がある」ということではないことも多くあります。

私が過去に施術をした方のなかに、腕のしびれがつよくて病院に行ったら首の骨と骨のあいだがかなり狭くなっている（潰れている）と言われた方がいました。私が施術したところ、この方は首のつけ根から鎖骨にかけてと肘の後ろあたりの筋肉がとても硬くなっていました。（ちょうど首から腕にいく神経が通っているところになります）

そして、それらを緩めてみたところ腕のしびれがかなり緩和されました。

なので、腕にしびれがあるときは必ず首の骨が原因という訳ではなくて、先述のように筋肉が硬くなって神経に悪影響を及ぼしていることもよく見受けられます。

腕にしびれがあるときは、まず首や上半身の骨格を中心にやさしくバランスを整えていきます。その際に首から腕にかけての神経や筋肉が硬くなっているところは、適宜にそれらも緩和させていきます。

とくに首から胸の高さにかけての背骨は腕のしびれに大きく関与しますので、それらのゆがみを調べてやさしく調整します。