わりと一般的な股関節の痛み
股関節は人体のなかで一番大きな関節です。人が立っているとき、股関節には上体からの重さと足からの突き上げの2つの負担がかかります。それを受け止めるために股関節は大きくてしっかりとした構造をしています。そして、たくさんの筋肉によって股関節は支えられています。
股関節まわりの筋肉には、あしを前後に持ち上げるものや横に持ち上げるもの、あしを捻ったり開閉させたりするものなどがあり、あしを動かす方向によってそれぞれ使う筋肉は異なります。そのため、スポーツや仕事、生活習慣によって負担のかかる筋肉は違ってきます。
ですから、もし股関節が痛くなって施術や体操などをするときは『どの筋肉がおかしくなっているのか』を筋肉の硬さや力の入り具合、股関節の動きなどから調べて、それをもとに改善したい筋肉に合った刺激を与えることが必要となります。
病院での処置が必要な股関節の痛み
・大腿骨頸部骨折のようなケガによるもの
・関節リウマチによる股関節症や大腿骨骨頭壊死のような病的なもの
・細菌などの感染によりおきた股関節炎
・股関節の骨の変形によりおきた症状(痛みがすごく激しいとき)
上記のような場合は、病院で処置をしてもらいます。
最も多い股関節の疾患
成人の股関節疾患のなかでもっとも多いと言われているのが変形性股関節症です。変形性股関節症とは、股関節の骨が変形することによって引きおこされる症状をいいます。
日本では、生まれつき股関節に問題を抱えた方が大人になってから変形性股関節症を発症することがほとんどのようです。また、高齢になると関節の老化によっておこることもあります。
詳しくは変形性股関節症のページをご参考ください。
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