ぎっくり腰

突然、腰に「ギクッ」と激しい痛みがおこり動けなくなるぎっくり腰。ぎっくり腰と一概にいっても原因や症状はみんな違うので、よく状況を見極めてから対処することが大切です。

自覚症状の有無に関わらず、腰の状態がよくないときに身体を曲げたり捻ったり腰に負担が掛かる動作をしたりすると、それが引き金となり一気に腰が緊張して激しい痛みがおこります。

当院のぎっくり腰の施術では、まず身体のどの部分に異常があるのかを調べます。

身体の状況をくわしく伺ったり、原因とおもわれる部分を触って確認したり、筋力のチェックをしたり、またぎっくり腰のタイプを分類するための検査をしたりして原因をきちんと見つけだしていきます。

そして、検査の結果をもとにお身体にとって負担の少ない安全な施術を行っていきます。

腰の状態によっては無理してすぐに来院するよりも、少し冷やしたり安静にしたりしてから施術を受けたほうがよい場合もあります。ですので、もし動くのがかなり厳しい場合は施術者と電話で相談をしてから来院されるほうがよいでしょう。

また、施術を受けて「腰が楽になってきたな」と思っても、実際は腰にまだ問題が残っていることが多いです。なので、筋肉の硬さや骨格のゆがみがある程度よくなるまでは、施術を続けたほうが再発防止のためにも理想的です。

どんな姿勢をしても激しい腰の痛みがおさまらない、発熱を伴う、排便や排尿の異常を伴う、広範囲のしびれを伴うなど普通のぎっくり腰とは思えないような症状がある場合には、まず病院で診てもらった方がよいでしょう。そうでない場合は以下を参考にしてください。

まず、ぎっくり腰になった直後は楽な姿勢でいることが一番です。できれば楽な寝方で寝ていられるとよいでしょう。

つぎに、痛い部分を触ってみて他の部分よりも熱をもっているようならば、炎症が起きている可能性があります。そのときは、冷湿布をするか冷凍庫にある冷たいものをタオルで巻いて熱感のある部分に当ててみます。

もし、冷やして気持ちがいいようならば炎症がありますので、しばらく冷やしておいてください。なお、ぎっくり腰になった直後は腰に炎症が起こっているかもしれませんので、お風呂に入るのは控えておいたほうが無難でしょう。

※これは一般的な対処法です。万一これが合わない場合は無理をして続けないでください。

昔はぎっくり腰になったら、ある程度よくなるまでは無理をしないで安静にしておいたほうがよいと言われていました。しかし、現在では動けるようになってきたら、安静にしているよりも動いたほうがよいと腰痛学会などでも言われています。

確かに当院のお客さまをみていても、動けるようになってきたら無理のない範囲で日常生活を送っているほうが、ずっと安静にしているよりも症状がはやく改善しているようです。