顎関節症

顎関節症になる一般的な原因としては、①顎を動かす筋肉が硬い②顎関節にある靱帯の異常③顎関節の間にある円板のズレ④下顎の関節の変形があります。

それにより、口が開きにくくなったり、口を開けるときに痛みが出たり、口を開けるときに顎関節から音がしたりします。

当院のお客さまをみていると①の筋肉の状態をよくすることで、顎関節や頭蓋骨のゆがみが改善されて靱帯の状態や円板の位置が正常化され、変形した関節にかかる負担も減っていきます。

また、顎の筋肉がひどく硬くなっている状態が長く続くと、顎関節が摩耗したり炎症を起こしたりしてさらに症状はひどくなっていきます。

それではなぜ顎の筋肉が硬くなるかについては、歯の噛み合わせの問題、肉体的心理的ストレス、自律神経の乱れ、悪い身体の使い方や悪い姿勢による影響などが考えられます。

当院に来られる顎関節症のお客さまをみてみると、顎関節のまわりに硬いこりがあったり顎を動かす筋肉がひどく硬くなっていたりすることがほとんどです。そして首、肩、背中などの筋肉も固まっている場合がかなり多いので、顎関節のまわりだけが硬いというよりも広範囲に渡って筋肉が固まっています。

また頭蓋骨のまわりにある筋肉が硬くなってくると、頭蓋骨もそれに引っぱられてゆがんでしまいます。それにより、頭蓋骨と密接な関係をもつ顎関節にも悪い影響が及んでしまいます。

これら顎関節症の原因となる筋肉やこりを施術することにより、次のような効果が期待できます。

• 顎の運動に関わる筋肉が正常になることで、顎関節の動きがよくなっていきます。
• 顎のまわりにある筋肉がゆるむことで、「ゴリゴリ」と鳴っていた関節の音が改善されます。
• 顎関節のまわりにある硬いコリがなくなると痛みは緩和されます。